【前立腺肥大症】というのは、
御存知の通りだとは思いますが、
尿道をぐるりと取り囲む【前立腺】という
男性にのみ存在する器官が
肥大してしまうために起こる症状のことです。
尿道が締め付けられるわけですから、
おしっこを出そうとしたときに思うように出ず、
出した後も、何か出し切れていない、
何とも言えない残尿感が残ります。
この、「前立腺肥大症」という症状に、
効果的に効く市販薬はあるのでしょうか。
（なお、ここにいう【市販薬】とは、お医者さんからの
処方箋が不要で、合法的に一般の方が薬局で
購入できるお薬のことをいいます。）
前立腺肥大症の市販薬はあるのか？
実は、前立腺肥大症に効果が期待できる市販薬は、、、
あります。
ただし、この場合、漢方薬となります。
現代医療における漢方薬の位置付けとは？
漢方薬は、体の全体の症状を見ながら、
総合的に体質を改善していき、
気になる症状もそれに付随する形で、
克服していくことを目的としています。
それで、一般的ないわゆる「西洋薬」に比べて、
漢方薬はお薬の作用が現れるタイミングが、
遅いというのが特徴といえます。
また、医療用の漢方薬と、
市販薬としての漢方薬とは、
少し内容が、異なります。
医療用の漢方薬は、医者による処方が必須で、
処方箋を発行してもらって、薬局で調剤してもらうか、
あるいは、病院または医院にて、医者から
直接交付してもらうかしなければなりません。・
医療用の漢方薬の場合、
医者が診察して、
医者の責任の元でおこなわれる医療行為であるため、
一般的に、医者を介さないでも購入できる市販薬よりも、
医療用の漢方薬の方が、濃度がより濃く、
作用がより強く、効き目がより高い、
といわれています。
もちろん、一般的な話ですので、
例外も存在しますけれども。。。
日本における、効能効果の表記の制限について
日本では、薬事法（新・薬機法）という、非常に
厳格な法律が存在しています。
これは、無知や誤解などによって、
お薬を間違った仕方で使用することによって、
国民に身体的な被害が出る、ということを防ぐために、
国家権力が、お薬の販売を制限し、
国民の健康を守るためにできた法律です。
そのため、
日本の厚生労働省が認めた効能・効果でなければ、
薬効・薬理を表示してはいけないことになっています。
また、あくまでも「個人の感想です」と書いたとしても、
誤解を招く表現であると判断された場合、
薬事法違反で罰せられることもあります。
前立腺肥大症に効果があるといわれている漢方薬とは？
日本では、前立腺肥大症に適応をもつ漢方薬として、
「八味地黄丸」と
「牛車腎気丸」との
２つが、厚生労働省によって、承認されています。
「八味地黄丸」という漢方薬に関しては、
当サイトの別の記事、
にて
詳しく書いていますので、
そちらをご覧くださいね。
「牛車腎気丸」に関しては、
追々記事を追加するつもりです。
こうご期待下さいませ！
